よくある質問

よくある質問について

よくある質問
質問 巷には様々な学習法がありますが、どれが自分に適しているのかわかりません。
答え どんな学校・先生・学習法がよいかを考える前に、まずは自分自身を知ることから始めましょう。飽きやすい性格なら自分の好奇心はどこにあるのかを確かめる。学生時代に英語につまずいたのならその原因を思い出す。自分のことがわかっている人ほど最適な学習法(教師・教材含む)が見つかりやすくなります。
「自分のことをよく理解する」――これが英語習得の極意でもあるのです。
質問 英語をもっと一生懸命やっていれば今苦労しなくて済みました。
答え 「英語をやって来なかった長い時間」は同時に「英語以外の大切なことに注いできた時間」でもあるのです。英語はパソコン同様ツールに過ぎませんから、ツールに注ぐ時間が少なかったことはむしろ幸いだったといえます。パワポの裏技にどれだけ精通しても、肝心のコンテンツが浅ければ全く無意味。英語とキャリアの関係もこれに似ています。あなたにはすでに豊富な人生経験・キャリア実績がある。そんなあなたの成功にあと一歩後押しをするのが英語なのです。英語学習のスタートが遅いと悔やむ必要は全くありません。
質問

英語云々以前に何事も続けること自体が非常に苦手です。

答え 問題は英語そのものではなく継続にあると看破したあなたの感性は見事です。シャドーイングなどの学習法の効能を論じる前に、「努力を継続する習慣」の有無が英語習得の決め手であることをここで確認しておきましょう。あなたがこれまで続けられてきたこと、ついつい夢中になってしまうものの中に「学習継続のヒント」があります。英語からしばし離れ、自分の「継続・夢中にまつわるヒストリー」を振り返ることから始めましょう。
質問 初級者向けの教材はたくさんありますが、どれもこれも「英語が好きだ」という前提があるように思います。
答え 今のところ、外国語学部出身や帰国子女などの「英語にまつわる特別なヒストリー」を持った人たちが英語を教えていることが多いです。ただこれからはビジネス界や理系出身の英語教師が珍しくなくなってくると思います。なぜならば産業界ではビジネス目的・技術コミュニケーション目的の英語ニーズがメインだからです。そこには「英語が好きだ」という前提は不要。代わりに「技術論文や仕様書を読みたい」「商談を成功させたい」など英語外の明確なコミュニケーション目的があります。英語を好きになる必要はありません。それよりも自分のキャリアに必要な英語をイメージすることから始めましょう。
質問 TOEICのスコアアップについてのモチベーションが全く上がりません。
答え ある意味あなたは健全なセンスの持ち主かもしれません。特にビジネスパーソンの場合、もう受験は必要ないのですから、仕事に必要な分だけ習得できれば十分と考える方が多いのは当然です。ただその一方で、実践で役立つ英語を身に着けようとしても、その習得具合を図る数値指標がなければ、どこまでどれくらいがんばってよいかわからず、かえって中途挫折してしまいがちなのも事実。TOEICの各パートがどのように実際のビジネスと連動しているのかをイメージしながら取り組むと、英語学習のモチベーションも多少変わることでしょう。
質問 仕事で全く英語を使わないのに、英語をやっておけといわれてもやる気が起こりません。
答え これは非常に難しいテーマです。なぜならば多くの企業において、英語が必要な場面は突然訪れるものだからです。このXデイをイメージしながら英語学習を継続できるのはごく少数の人たちです。それならば、いつやってくるかわからないXデイを心配するのは止めましょう。その代わり、洋画、マンガ、音楽、趣味なんでもよいので興味の赴くまま英語との接点を細く長く持ち続けておきましょう。「英語への心理的抵抗がない」このひとつだけでも、突然必要になった際の対応力につながりますので。
質問 Google翻訳を使えばほとんど用を足せるこの時代に英語力は本当に必要なんでしょうか?
答え 初級者がGoogle翻訳を使う際のモヤモヤは「その英語が自分の言いたいことをきちんと伝えているのかがわからない」ということだと思います。他愛のないプライベートなやりとりならまだしも、英語がわかる人間のチェックを通過しない英文をビジネスパートナーに送ることは絶対してはなりません。ここで多少基本文法などがわかるようになれば、及第点の翻訳か問題ありの翻訳かぐらいは見分けられるようになります。Google翻訳を使い倒すためにも、英語の基本構造はつかんでおきましょう。
質問 よく「アメリカ人であればだれもが英語が話せるのだから、英語は必ずモノにできる」と言われますが、それでもやはり言語センスがある人とない人の違いはあると思います。言語センスがない人のアプローチを知りたいです。
答え 何事にも「生活や日々の仕事に必要なレベル」と「プロレベル」があります。ビジネスパーソンにとっての英語は前者レベルで十分という場合が多いと思います。また前者であれば特別な才能は不要です。発音も歌同様、その人のセンスによるところが大きいですが、こちらもやはり前者であればほぼ万人がマスターできます。実は企業経営層は、社員が必要以上に英語に夢中になることを嫌います。英語習得には相応の時間が必要であるため、英語に熱を上げることは、本業へのコミットメントに影響が出てしまうからです。ここを理解しておけば、言語センスにかかわらずマスターできるレベルの英語で十分だということがお分かりいただけるかと思います。
質問 費用の問題もあるため、ずっと先生から教わるというより、なるべく早く自学に切り替えたいのですが、かといって最初から主体性に任せられても無理です。こういうわがままな私でも英語はモノにできるでしょうか?
答え 大人の英語学習は原則「自学」です。なぜならば必要なことはほぼ学校でやってきているからです。したがって誰かから教わる場合も、「ああ確かにそういうこと昔習ったなぁ」という想起作業(思い起こすこと)がメインとなります。また新しい知識や表現も今はネットでいくらでも取り込めますので、そのあたりも割愛したりします。ですから「可能な限り早く人から教わるステージを脱出したい」という感覚は非常に健全だと言えます。巣立ちのタイミングは生徒教師両者で熟考しながら決めますから安心して取り組んでください。
質問 本来であれば難読な技術論文のひとつも読めるようになりたいのですが、自分の英語力からするとハードルが高すぎるように思います。
答え 大人の場合、自分の知的好奇心レベルと英語レベルのギャップが大きな課題です。程度にもよるのですが、基本的に自分が読破したいものが明確であれば、それを教材とするのが理想です。つまり「多少苦労してでも何とかして自力で読みたい」、「日本語でも非常に専門的で高度な内容だけれど、それでもなんとか英語で相手に伝えたい」という気持ちがあれば、実際の英語力とかけ離れた難度であっても克服できます。一方で挫折の可能性が高いのは、英語レベルが初級だからといって自分の知的レベルにとって平易過ぎる教材、レベルは合致しているけれど内容的に興味の持てない教材を使う場合です。